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もしマンションで停電が起こったら?~ 共用部分編 ~

前回は停電した場合の室内における影響をご紹介しましたが、今回は共用部分にはどんな影響があるのか、一緒に確認していきましょう。

マンションの出入りは?

オートロックシステムを採用しているマンションでは、停電するとエントランスの自動ドアや電気錠の開閉ができなくなります。停電の際、オートロックシステムには「施錠のままになる機種」と「解錠する機種」の2種類があります。マンションの場合は「解錠する機種」が比較的多く、手動でドアを開閉することが可能です。

また、カード型などの非接触キーを採用しているマンションでは、停電すると非接触キーが使用できなくなります。停電の際、施錠されていた住戸玄関は施錠された状態のままとなりますので、非接触キーでは解錠できず、家に入れなくなる可能性が高くなります。
また、インターホンも使用できず、集合玄関や玄関先での呼び出しができません。

 

1.停電中は戸締りに十分注意

停電するとオートロック機能のほか防犯カメラも停止しますので、マンション全体のセキュリティが低下する恐れがあります。各ご家庭での戸締りには十分注意しましょう。

2.日頃から鍵も持ち歩く

カード型などの非接触キーの他に鍵がある方は、停電に備えて極力鍵も携帯することをおすすめします。

エレベーターは?

エレベーターは、停電するとその場に急停止します。万一、閉じ込められてしまった時は、かご内の操作盤に付いている非常ボタンを押して外部に通報し、技術員が到着するまで慌てずに待ちましょう。

 

停電が発生するとバッテリー電源に切り替わり、自動的に最寄り階まで運転してドアが開く『停電時自動着床装置』が付いているエレベーターもあります。

機械式駐車場は?

停電中は機械式駐車場や駐車場出入口シャッターが作動せず、車輛の出し入れができなくなります。停電解消後は通常自動的に復旧しますが、機械駐車場が作動している間に停電が発生してしまった場合には、停電が解消されても自動復旧せず、保安会社が復旧作業をしないと使用できません。停電中とその前後は機械式駐車場の使用を控えましょう。

共用部分の照明は?

マンションの共用廊下や階段などには、非常用照明が設置されているのが一般的です。非常用照明の内部にはバッテリーが内蔵されていて約30分間点灯が維持されます。しかし、バッテリーが消耗すると照明は消えてしまいます。日頃から取り出しやすい所に懐中電灯を準備しておくと安心です。

 

一定規模以上の建物は、建築基準法で非常用照明装置の設置が義務付けられています。施行令では、非常用照明の非常時点灯時間は、連続30分間以上と定められています。

もし火災が発生したら?

停電中に火事が発生した場合、自動火災報知設備が作動しない可能性があります。万一火事が発生したら、119番通報をお願いします。また、日頃より消火器などの所在を確認しておきましょう。

 

自動火災報知設備には停電時用のバッテリーが内蔵されており、消防法省令では、「監視状態を60分間継続した後、10分間鳴動できる」容量以上であることとされています。したがって、停電が60分以上続くと、自動火災報知設備が作動せず警報ベルも鳴動しない可能性があります。なお、バッテリーが完全に放電した場合、フル充電するまでに約50時間必要となります。

いかがでしたか?一見停電とは直接関係がなさそうな機器でも影響を受ける場合があるのです。
よくある設備を中心にご紹介してきましたが、各マンションにはさまざまな設備があり、それぞれ予想される事項等は異なります。突然停電が起きても慌てないように、ご自身のマンションの場合どうなのか、ぜひ一度確認してみてください。

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