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第5回 色の魔法を使ったスタイルを良く見せるコツ

目は錯覚する??

「青と黒」?「白と金」?インターネットやテレビの番組で、同じドレスの色が人によって違って見える不思議な現象が話題になったのを覚えてらっしゃいますか? 人はものを見る際、太陽光の下でも蛍光灯の下でも同じものは同じ色に見えるように無意識に光の影響を補正しています。これを色彩学的には「色の恒常性」と呼んでいます。実は、同じドレスなのに違って見えるという不思議な現象は、この色の恒常性という視覚の働きが引き起こした錯覚によるものなのです。
また、人間の視覚には色の違いを強調してみる傾向があり、色の違いが強調されて見える現象を「対比現象」と言います。今回はこの対比現象をうまく利用して、スタイルを良く見せるコツをご紹介しましょう。

明るさの対比の効果で顔色を明るく!

では、実際に明るさの対比効果を視覚的に見てみましょう。

二つを見比べると、真ん中の灰色は全く同じなのにも関わらず、左の方が暗く感じ、右の方が明るく感じます。「明るい色を顔周りに持ってくれば、光が反射して顔が明るく見える」と言われますが、これは、外の強い光や照明を浴びているときに限られます。

照明が同じところで明るい色の服と、濃い色の服を着てみましょう。濃い色の服の方が、肌が明るく見えるのがわかります。

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黒い色はやせて見える??

「白より黒の衣服のほうが痩せて見える」というのは、みなさんの間では常識だと思います。確かに、大きさや広さ・量感などに錯覚が生じる色があります。白をはじめとした赤、オレンジ、黄などの暖色系には膨張性が、黒をはじめとした青緑、青、青紫などの寒色系には収縮性があります。

しかし、右の白と黒の正方形を見比べると、大きさは全く同じなのにも関わらず、 白の方が軽く感じ、黒の方が重く感じます。
ある実験では、同じ重さ同じ大きさの白と黒のダンボールを用意したとき、白色を100とした場合、人が感じる重さの印象は「白100:黒187」という結果が出ています。色が違うだけで倍近い重さを感じてしまう事になるのです。黒は引き締まって見える反面、重量感を与えるイメージも持っているので注意が必要です。

黒を着こなすコツは、上半身のみやベルトなどのワンポイントで使用したり、レースや動きのあるレーヨンなど軽く見える素材を用いる事で印象が変わります。

色の持つイメージや錯覚を利用することでスタイルを良く見せることも可能になり、イメージアップにも繋がります。そろそろ暑い夏も終わり、秋物の服を考える時期になりますが、秋服を着こなす参考にしてみてください。

[監修]枝澤結香
有限会社 イーストワン代表/(社)JBP認定イメージコンサルタント/TCカラーセラピスト

中央大学文学部哲学科卒業。株式会社リクルート、株式会社NTTコミュニケーションズで販売企画・広報担当として多くの企業とかかわる。退社後、イーストワン代表として企業のプロモーションのコンサルティングや、自らが仕事と子育てを両立させてきたワーキングマザーの経験を生かし、女性社員のキャリア育成や仕事と家庭のワークライフバランス等のコンサルティングを行っている。
また、学生や女性の就職支援も実施。イメージコンサルタントとしてパーソナルカラー・ファッションコーディネート・メイクアップ・マナー・立ち居振る舞い・話し方のトータルイメージアップ指導を行っている。


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